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足の「冷え」が転倒を招く!

実は足裏のセンサーからの情報は、温度が低いと脳に伝わりづらくなります。女性に多い冷え性の人は足裏が冷えやすく転倒しやすいので気をつける 必要があります。2004年に大分県で行われた調査は、冷え性の人は冷え性でない人に比べ、1年以内に転倒の危険を感じたことのある人が1.6倍も多かった そうです。寒い季節は男女を問わず足の冷えに要注意!

わずかな段差で転ぶ理由とは?

カーペットのへりなど、何でもないようなわずかな段差で転んでしまうことは意外に多いもの。いったいなぜなのか。

人は段差の高さによって、「上る」と「歩く」という2つの動きを使い分けているからです。

その境界となる高さはおよそ3cm。これより高いと「上る」、低いと「歩く」と無意識に使い分けています。

「歩く」ときは、足はまるで振り子のように動きます。振り子が下がりきった瞬間、足は最も地面に近づきます。

人がつまずきやすいのはこのときだったのです。

知らず知らずのうちに下がってしまう足

では、実際にどのような時に足の振り子は地面や床にひっかかってしまうのでしょうか。

これにはあの、足の裏にあるセンサー、メカノレセピターが関係しています。実はメカノレセプターは足の裏だけではなく全身にあり、関節の角度や筋肉の収縮の情報を脳に送っています。この情報が脳にうまく伝わらないと、足の高さに「バラツキ」が生まれ、知らず知らずのうちに足が下がってしまうのです。

メカノレセプターからの情報が脳に伝わりにくくなる原因の一つが加齢。年をとりセンサーの感度が悪くなってしまったと考えられます。

また、二つの動作を同時に行う「ながら状態」も、足の高さのバラツキを生む大きな原因の一つ。とはいえ、年を取ることや何かをしながら歩くことは人にとって避けられないもの。そこで私たちが取り組むべきなのが、足元にあるものを「片づける」こと。

家の中にはカーペットやコード、そして床に置いてあるリモコンや雑誌、洗濯物などわずかな高さしかなくても転倒の原因になりそうなものがたくさんあります。身の回りの片づけをすることは、最も簡単で、効果的な転倒予防対策なのです。



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